今日，長崎の被爆者団体が岸田総理大臣に面会して，核兵器禁止条約への署名・批准や，原爆症の認定基準の緩和などを要望した。
岸田総理大臣は，核兵器禁止条約について「核兵器のない世界に向けて出口となる重要な条約だ。ただ核兵器国が１か国も参加しておらず，いまだその出口に至る道筋は立っていない」と言って，署名する方向で動こうという気はないらしい。
その気なら，まず日本が署名して，保有国にも署名・批准するよう求めればよい。
それが，日本が署名しないのでは，保有国に署名を求めようにも「日本だって署名していないじゃないか」と言われて終わってしまう。
つまり，岸田総理大臣は核兵器禁止条約に署名するつもりはなく，核兵器禁止なんてする気はなく，被爆者団体なんてその場限りで適当にあしらっておけば良いと考えているんだな。
立派な総理大臣だ。